|
Microsoft アカウント(マイクロソフトアカウント、以前は Microsoft Wallet、Microsoft Passport〔Microsoft Passport: Streamlining Commerce and Communication on the Web 〕、.NET Passport、Microsoft Passport Network、Windows Live ID)は、マイクロソフトが開発し提供するシングルサインオンWebサービスである。Microsoft アカウントにより、ユーザーは1つのアカウントで複数のウェブサイトへログインすることが可能となる。 == 概要 == Microsoft アカウントによりユーザーは、複数の証明書を一まとまりとしたものを利用するサービスをサポートするウェブサイトにサインインすることが可能となる。ユーザーの証明書をチェックするのはMicrosoft アカウントが利用可能なウェブサイトではなく、Microsoft アカウント認証サーバである。Microsoft アカウントが利用可能なウェブサイトにサインインする新規ユーザーは、まず最初に最も近くにある認証サーバにリダイレクトされ、認証サーバはユーザー名とパスワードをSSLを通じて尋ねる。ユーザーは自身のコンピュータに自分のログイン情報を覚えさせるよう選択することも可能である。新たにサインインしたユーザーは、自身のコンピュータ内に保存される暗号化された制限時間付きのcookieを持ち、認証サーバとMicrosoft アカウントが利用可能なウェブサイト間で承認済みの、トリプルDESで暗号化されたIDタグを受け取る。それからこのIDタグは、ユーザーのコンピュータに別の暗号化されたcookieをもたらすウェブサイトへと送られる。またこのIDタグも制限時間付である。これらのcookieが有効である限り、ユーザーはユーザ―名とパスワードを要求されない。ユーザーが自発的にMicrosoft アカウントからログアウトした場合、これらのcookieは削除される。 Microsoft アカウントは、ユーザーに2つの異なるアカウント作成方法を示す: #電子メールアドレスを利用する方法 : ユーザーはMicrosoft アカウントと契約するために自身が持つ正規の電子メールアドレスを使うことができる。そのサービスにより要求するユーザーの電子メールアドレスをMicrosoft アカウントにする。ユーザーは自身で選択したパスワードを選ぶことができる。 #マイクロソフト電子メールアドレスと契約する方法 : ユーザーは、他のMicrosoft アカウントが利用可能なウェブサイトにサインインするために、Microsoft アカウントとして利用可能なドメイン(すなわち@hotmail.com、@live.com、@msn.com、@passport.comそして@outlook.comあるいは国ごとにそれらを変更したもの)で指定されたマイクロソフトのWebメールサービスを用いた電子メールアカウントで契約することもできる。 Windows Live、MSN、Xbox Live、Zune、Windows Phone、そしてWindows 8といったマイクロソフトのサイト、サービス、そしてプロパティは、ユーザー確認のためにMicrosoft アカウントを使用する。NineMSNがホストするHoytsウェブサイトのように、それを使用する他の会社もある。 Windows XP以降のOSは、Windows ユーザーアカウントとMicrosoft アカウントとを結びつけるためのオプションがある。そうするとユーザーがサービスにアクセスする度に自動的にMicrosoft アカウントでログインする。Windows 8では、ローカルやドメインユーザーよりもむしろMicrosoft アカウントを利用することで、ユーザーが自身のPCに直接認証することが可能となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Microsoft アカウント」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Microsoft account 」があります。 スポンサード リンク
|